エンジニア未経験

実務経験1年のエンジニアでも転職できる?成功の秘訣や注意点を解説

未経験からエンジニア転職をして、1年程度仕事を経験した段階でスキルアップのために転職を考える方もいるでしょう。

そんな時、以下のような不安や疑問をいただくことがあるのではないでしょうか。

・エンジニアの実務経験1年程度でも転職先はあるのか
・転職活動を進める時に注意しなければいけないことは何か
・経験1年程度のエンジニア転職を成功させるポイントはあるか

私もエンジニア経験1年程度で、当時の職場環境に不安を感じて転職しました。

この記事では、私の転職経験も踏まえて、転職の進め方や注意点、成功させるコツを解説していきます。

実務経験1年での転職に不安を抱いている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

エンジニアの実務経験1年程度で転職できる?

結論から言うと、実務経験1年程度でも転職はできます。ただし、楽ではないですしスキル状況によってはかなり苦戦する可能性もあるので注意が必要です。

例えば、在籍した年数が1年でも、その期間に開発現場に入れずコーディングなどの経験が積めていないと、一般的に言われる実務経験1年のスキルレベルは満たせていません。

その場合は、実務経験1年以上を条件としている会社に応募しても、書類の段階で落とされる可能が非常に高いです。

経験年数はあくまでも目安で、結局は何ができるのかが重視されるため、求められるスキルに達していない場合は未経験者枠で応募していくといいでしょう。

冒頭でも話した通り楽ではないですが、未経験で転職した時より活動自体は比較的進めやすいです。

私も実務経験1年で転職した際は、前回の転職経験も生かしながらとてもスムーズに活動が進められました。

1年程度で転職していいケースとダメなケース

実務経験1年程度でも転職可能であるとお伝えしましたが、置かれている状況によって転職していいケースと、できればまだ転職しないほうがいいケースがあります。

何も考えずに転職活動を進めてしまって、「これなら転職しなければよかった・・・」と後悔しないように、ここで紹介する内容をしっかりと確認しておきましょう。

1年程度で転職していいケース

実務経験1年程度で転職してもいいケースは以下です。

1年目で身につけるべきスキルを習得している

現場に配属されてから1年程度の期間で、コーディングを中心に先輩の補助を受けつつ一通りの業務に携われていることが理想です。

設計書を見ながら基本的なコーディングができることは最低限必要。設計書の作成も先輩の補助を受けながら対応できるレベルであると尚良いです。

その他業務についても面接で聞かれることがありますが、もしその中に経験していなことがあっても問題ありません。

プロジェクトがどんな風に進められるのか、全体のイメージをある程度把握できていて、初めての業務でも先輩の指導のもと、自分でも調べながら業務を進められるか(自走できるか)が大切になります。

明らかに労働環境が悪い

残業が常態化していて休日出勤も当たり前・・・のように、誰がどう見ても悪い労働環境にいる場合、体調を崩したり精神的に追い込まれてしまう前に、まずは会社へ相談しましょう。

その上でもしプロジェクトの中で業務を調整してもらったり、場合によってはプロジェクトを変更してもらったりすることができなければ転職を考えたほうが良いです。

このように劣悪な労働環境で無理して働いて、エンジニアとして一人前のスキルを身につける前に挫折してしえば、未経験からのチャレンジが水の泡となります。

安定した労働環境で腰を据えて長く働き、着実にスキルアップしていけるのが理想ですので、そういった働き方のできる企業を一刻も早く見つけましょう。

会社の技術レベルが低すぎる

会社の技術レベルが低く、1年程度で一通りの業務をこなせるようになり、それから先のスキルアップが難しいと感じる場合は、次のステップに向けて転職してもいいでしょう。

自分で立てたキャリアプランが実現できないのであれば、働くモチベーションも落ちてしまいます。

また経験年数に応じてスキルアップしていけないと、その先のキャリアで転職したいと思った時に苦労することも。

今は一つの会社で一生働けるかわからない時代ですので、いつ転職しても困らないスキルを身につけておくことは重要です。

スキルアップの頭打ちが見えているのであれば、将来を見据えて転職活動の開始を検討しましょう。

他にやりたいことが見つかった

別のエンジニア職やIT系の他職種(Webマーケティングやディレクターなど)でやりたいものが見つかった場合、早めにキャリアチェンジして経験を積み上げていく方が良い場合もあります。

例えば、現職で業務系の開発エンジニアの仕事をしているけれど、Webマーケティングの仕事をしたくなった場合は、同じIT系の仕事でも関連性が非常に薄くゼロからのスタートになるため、キャリアチェンジするなら早めが良いです。

ただし、経験1年程度で他にやりたいことが見つかったからと安易に転職することはリスクもあります。

転職後のキャリアイメージが明確に描けていて、今度はすぐ辞めずに続けていく覚悟ができていないのであれば転職はおすすめしません。

私もやりたいことが変わって何度か転職を繰り返した時期があるのですが、その時の転職活動ではかなり苦戦しました。

運よく良い会社に巡り会うことができましたが、今振り返ってみると非常に危ない橋を渡っていたなと思います・・・

やりたいことが見つかったならぜひチャレンジして欲しいですが、次の職場もまたすぐにやめることがあると、私のようにかなり苦労してしまうので、覚悟を持って挑んでいくようにしましょう。

まだ転職しない方がいいケース

次に1年程度の実務経験で転職しないほうが良いケースについて見ていきましょう。

コーディングのスキルが不十分

わからない点は自分で調べつつ、基本的なコーディングができる状態でないと実務経験1年程度の人材として評価してもらうのは難しいです。

実際のプロジェクトでもコーディングの仕事は避けて通れませんし、スキルがあること前提で現場に出されますので、配属先で確実に苦労します。

なので、もし現状でコーディングのスキルが足りないのであれば、未経験者枠での転職を狙って進めましょう。

まだその会社でスキルアップする余地がたくさんある

その会社で引き続き働くことで、まだ学べることがたくさんある場合は、もう少し実務経験を積んでから転職を考えた方が良いです。

そうすれば今よりスキルの高い状態で転職活動が進められるので、選べる転職先の幅も広がりますし、その後のキャリアにもプラスになることが多くあります。

エンジニアは転職がしやすい職種ではありますが、転職回数が増えるとネガティブに働くこともあるので注意。

他に何かその会社で仕事を続けられない事情がなければ、2,3年は転職せずスキルアップすることに集中した方が、結果としてより良いキャリアの形成に繋がっていくでしょう。

人間関係がとても良い

人間関係に恵まれていて、ストレスなく快適に働ける環境であれば、他に辞めざるを得ない事情がない限り仕事を続けた方が良いです。

「今よりも待遇が良い」「よりスキルアップできる環境がある」という理由で転職を考えるのは良いのですが、仮に待遇が良くなったとしても、人間関係が悪いと続けられないこともあります。

転職理由として人間関係についての問題をあげる人は多いです。私も実際に、現場の上司との相性が悪くてすぐ退職してしまった方を見てきました。

1年程度だと勉強すべきことがたくさんあり、上司のサポートは必須なので、もし転職先で人間関係に恵まれなかった場合は大変です。

人間関係に恵まれていれば、安心してスキルアップしていけるので、一人前のエンジニアになるまでは、可能な限りその会社で働き続けましょう。

転職理由が明確でない

転職したい理由が明確でないと、失敗を繰り返すことになるので要注意。特に「何となく今の会社に不満があるから・・・」のようなことを転職理由に挙げている場合はとても危険です。

どんな職場でも少なからず不満に思うことは起こるでしょう。ただし、パワハラなどの極端な事例を除いては、うまく対応していかないといけません。

会社に対する不満を転職理由としてしまうとキリがなくなりますので、「自分がどうしたいのか」「どうありたいのか」「何を達成したいのか」など、前向きな転職理由を考えるようにしましょう。そういった転職理由が見つからないのであれば、まだ転職すべきではないです。

働くモチベーションが下がっているのであれば、今一度自己分析を行い自分がこのキャリアで何を目標とするのかを明確にするのがおすすめ。

目標を定めたら、それを現職で達成するにはどうしたらいいのかを考えるところから始めるといいでしょう。

実務経験1年のエンジニア転職で失敗しないように注意すべきこと

実務経験1年でエンジニア転職を行う場合、何も考えずに進めると失敗する可能性があるので注意が必要です。

ここでは私の経験も踏まえて、転職で失敗しないために押さえておきたいポイントを解説していきます。

転職先が求めるスキルを持っているか確認

当然ですが、応募する企業が求めるスキルを持っていないと採用してもらえません。なので、まずは自分のスキルの棚卸しをするところから始めましょう。

その上で、自分が持つスキル経験を生かして活躍できる転職先を探すことが重要です。背伸びをして応募してもうまくいきません。

私もすごくいい会社だけどスキルを満たしていない求人に応募していたことがありますが、やはり書類の段階で落とされることがほとんどでした。

面接に進めたところもありましたが、スキル不足のため早い段階で落選。少し背伸びするくらいならチャレンジしていいかもしれませんが、明らかにスキル不足だと応募するだけ時間の無駄です。

内定をいただくまでには複数の企業に応募していく必要があるので、効率的に転職を進めるためにも、自分が持つスキルや経験でチャレンジできる企業の中で一番マッチするものを選んでいくようにしましょう。

腰を据えて長く働ける会社を選ぶ

一人前のエンジニアになるには時間がかかります。転職を繰り返しているとスキルが積み上がっていかず、同じ会社で長く働いている人と比べてキャリアアップも遅れるので注意が必要です。

経験が浅いうちはまず集中して一人前のスキルを身につけることが大切なので、安定的に腰をすえて長く働ける会社を選ぶようにしましょう。

私も1年スパンで何度も転職を繰り返して、スキルがうまく積み上がっていかない状態でした。

給料も低いままですし、同じ時期に転職した仲間ともスキル・キャリアの両面でどんどん差が開いていきとても焦りました。

皆さんは同じ失敗をしないよう、最低でも2,3年は辞めずに働いて一人前のエンジニアを目指せる会社を選ぶようにしてください。

1年間で得た知識・スキルを生かせる環境かを確認する

やりたいことが明確に見つかっている場合を除き、前職で身につけたスキルや知識を無駄なく生かせる仕事を選びましょう。

転職後に携わるプロジェクトで、前職で学んだ言語やフレームワーク、その他技術的なスキル・知識が全く生かせないと、その1年が無駄なものになります。

ゼロからのスタートになるのでキャリアも積み上がりませんし、給料などの待遇もほぼ変わらないでしょう。

前職で得た知識・スキルをそのまま生かせる環境であれば、プロジェクトにもスムーズに入っていけますし、より高レベルの仕事を任せてもらいやすく、転職後も順調にスキルアップしていけます。

やりたいことが明確になくて、スキルアップのためなどで転職する場合は、このように前職の1年で学んだことを生かせることをしっかり確認しましょう。

転職しない解決法がないか再確認

無駄な転職にしないために、転職しなくても解決できないかもう一度しっかり確認することが大切です。

当然ですが1年程度の経験で転職するよりも、2年・3年と経験を積んで知識・スキルがより高い方が有利に転職を進められますし、選べる仕事の幅も広がります。

なので、今抱えている悩みや問題が、会社と相談することなどで解決できないのか確認するようにしましょう。

もし転職せずとも解決できるようであれば、エンジニアとして一人前のスキルが身につくまでは現職で経験を積んで行くほうが良いです。

転職回数が増えると不利になるとは限りませんが、もしも次の職場も同じように短期離職せざるを得ない状況になると確実に苦労します。

実際に私も転職1回目、2回目はどちらも1年ほどで離職してしまったのですが、面接ではその点を指摘されることが多く苦労しました。

どうしようもない理由であれば、企業側も理解してくれますが、転職せずとも解決できたのにそれをしなかった場合は、ネガティブに捉えられることもあるので注意しましょう。

具体的な転職活動の進め方

転職する場合の注意点までわかったところで、実際にどのような手順で転職活動を進めたらいいのかをみていきましょう。

私の経験も踏まえつつ、失敗しないための転職の流れを紹介していきますので、参考にしてみてください。

IT業界に強いエージェントに登録する

転職エージェントは必ず利用した方がいいですが、その中でもIT業界に強みを持っているエージェントにまず登録しましょう。

IT特化のエージェントであれば、IT業界への知見が豊富なアドバイザーのサポートを受けられるので特におすすめ。

エンジニア経験者に担当してもらえたら、さらに密度の濃いサポートが受けられるので転職成功率も高まるでしょう。

またIT業界に特化していることで、他にはない良質な求人を紹介してもらえることもメリットです。

IT業界への転職に強いおすすめのエージェントについては、以下の記事で紹介していますのでエージェント選びの際には参考にしてください。

【IT転職特化】エージェントランキングTOP5!成功するコツも紹介 このように悩む方は少なくないと思います。 私は未経験からIT業界へチャレンジしましたが、エージェント選びに迷って決...

選考対策を徹底的に行う

エージェントに登録したら、アドバイザーのサポート受けながら選考対策を徹底的に行います。

まず書類作成から始まりますが、選考対策の中でもここが一番重要といっても過言ではないので気合を入れて取り組みましょう。

面接選考は、基本的にこの提出書類に沿って質問を受けてそれに答えていき、その答えに対してさらに深く掘り下げた質問をされるといった形で進められます。

そのため、書類作成を適当にやってしまうと、面接で深掘りされた時に対応できずマイナス評価になるので注意。

改めて自己分析やこれまでのキャリアの棚卸し、今後目指す方向などを整理して、今回の転職の軸をしっかりさせましょう。

その上でアドバイザーのサポートを受けながら、書類作成や面接対策を徹底的に行なってください。

選考を受ける

書類の作成が完了したら、エージェントに紹介してもらった企業の選考を受けていきます。

エージェントとの初回の面談で、担当者に話したご自身の経歴と転職における希望などからマッチする求人を紹介してもらえるので、いいなと思える企業があれば応募しましょう。

ただし、妥協や紹介されたから仕方なくといった理由で応募しないように注意してください。

初回面談だけでは、エージェントもあなたの希望を100%くみ切れていない可能性もあるので、違和感があるなら正直に話して、改めて求人を紹介してもらうようにしましょう。

登録するエージェントが一つだけだと、自分がいいと思える求人に出会えない可能性もあるので、できれば複数登録して選択肢は増やしておくのがおすすめです。

内定&入社

希望の企業から内定をもらったら、最後の最後に今一度条件面などを確認し、納得の上で承諾&入社します。

稀にではありますが、面接で聞いていたことと実際の待遇が違うということも起きることがあるので、最後の確認は見落としなどないようにしっかり行いましょう。

最終面接合格後、条件面談がある場合はそれまでに確認・質問事項をまとめて、面談の場で齟齬がないか確認を行います。

企業によっては、内定通知書や条件面などが記載された書面の送付のみで面談は行われないこともありますので、その場合は内定を承諾する前に、確認事項をまとめて確認するようにしましょう。

この時、条件面談を受けた時も、できればあとあとトラブルにならないように文面を残した方が安心です。

なので面談後に「本日の条件面談での確認事項」などどして、当日話した内容をまとめたものをメールで送付し、その内容に間違いがないか確認のうえ、担当者に返信してもらうといいでしょう。

経験1年での転職を成功させるポイント

実務経験1年程度での転職を成功させるにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。

ここでは、私がエンジニア経験1年程度で転職に成功した実体験から学んだことも含め、転職がうまくいくポイントを解説していきますので参考にしてください。

自己分析を再度しっかり行う

未経験からエンジニア転職にチャレンジした際も自己分析は行なっているかと思いますが、そこから一年の実務経験を経て、自分の中で変わったことはたくさんあるはずです。

なので、今一度自己分析を行なって、現在の自分と向き合う必要があります。

・自分が今やりたいと思っている仕事とその理由
・上記のやりたいことを含めて、自分に向いていると思う仕事とその理由
・将来の目標やなりたい姿

この3つは最低限明確にできるようにしたいです。その他、自己分析のやり方はたくさんありますので、エージェントとも相談しつつ進めてください。

ここで行う自己分析は、書類作成や企業選定、面接対策など、選考における全ての工程に影響を与えますので、納得いくまで徹底的に取り組みましょう。

今後のキャリアを明確にする

自己分析と合わせて行いたいのが、今後のキャリアプランを練り直すことです。まずはこの一年を振り返りつつ、最初に立てたキャリアプランを再確認してみましょう。

目標に向けて着実に進めているならそのままでOK。もし調整や変更が必要なら、ここで改めて今後のキャリアプランを立て直してください。

今は昔と比べて、システムエンジニアとしてのキャリアも多様化してきていますので、何を目指していくかによって、収入や働き方にも大きく差が出てきます。

なので、一般的な道を歩んでプロジェクトマネージャーを目指すのか、エンジニアの経験を生かしてITコンサルを目指すのか、スキルを磨いてフリーランスエンジニアを目指すのかなど、自分が目指したいキャリアを明確にすることは大切。

どれを選択するかによってキャリアの積み方も変わってきますので、改めてしっかりと考える時間を確保してください。

情報収集は足も使いながら積極的に行う

まずは当然ですが、応募する企業に関する情報収集を怠らないようにしましょう。HPに乗っている情報やエージェントから共有してもらう情報のほか、その企業が社外に向けて発信している情報までくまなくチェックしてください。

もし会社説明会などがあって、実際に働くエンジニアから直接話を聞ける機会があれば積極的に参加したいです。

情報の見極めは重要ですが、今はSNSを使っての情報収集もできるようになったりと、ひと昔と比べて手段は多様化しています。

利用できるものはフル活用しながら、積極的に情報を集めていきましょう。

また、エンジニアの勉強会や交流会にも参加して、情報交換を行うこともおすすめです。

例えば勉強会であればエンジニアとしてのスキルアップをしつつ、他のエンジニアとコミュニケーションをとる中で、転職の話もできるでしょうし、今後のキャリアの参考になる話が聞けるかもしれません。

現場で活躍しているエンジニアの生の声ほど貴重なものはありませんので、もしいい勉強会などがあればぜひ参加してみましょう。

今はオンラインでの勉強会・交流会も多く開催されているので、コロナ禍でも安心して参加できます。

大手企業・有名企業に目を奪われない

実務経験1年程度で受けられる求人には、大手企業や有名企業もあります。そういった企業を受けていくのはいいですし、もし入れるならそれに越したことはないのですが、固執すると失敗する可能性もあるので注意。

待遇面が良くて、やりがいの大きい仕事ができるなど、魅力度が高い大手企業には、当然応募者が多く集まるので激戦となります。

その競争を勝ち抜いていくのは大変なため、ここに目を奪われてしまうと内定を取れないまま時間だけがすぎて行く可能性が高いので危険です。

なので大手・有名企業以外でも、自分にマッチして良い企業があれば並行して選考を受けていきましょう。

中小・ベンチャー企業も、当然いい求人から定員が埋まっていきますので、マッチする会社を見つけたら早め早めに応募を進めたいです。

大手・有名企業にこだわって1社も決まらず、気づいたころには中小・ベンチャー企業にも、いきたいと思える会社がない・・・といった事態にならないよう戦略的に選考を受けていきましょう。

経験・スキルに自信がなければ未経験者枠での転職も検討

実務経験1年でも、それに見合った経験・スキルがない場合、経験者枠での採用は難しいです。

今の会社で引き続き働くことで順調にスキルアップしていけそうであれば、まだ転職しない方がいいでしょう。

ただ、転職しなければ解決しない問題があるなど、どうしても転職が必要なのであれば、未経験者枠での転職を検討することをおすすめします。

完全な未経験者と比べると、現場での経験について程度評価してもらえますし、1年で退職することも事情を話せば理解してもらえることが多いです。

給料などの待遇面を上げていくことは難しいと思いますが、現職に残ってキャリア形成が遅れるなら、今後を考えて再スタートすることも検討しましょう。

また、完全未経験からエンジニア転職したけれど、研修も不十分でいまだにノースキル・・・という場合は、転職サポート付きのスクールでスキルを身につけて転職するという道も考えられます。

未経験であっても、基本的なプログラミングのスキルは必要ですので、また失敗しないように、ITの基礎スキルを身につけて転職する方法がベスト。

スクールに通うことも考えたい方は、以下の記事でおすすめのスクールを紹介しています。選び方についても解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

【完全未経験者向け】エンジニア転職におすすめのプログラミングスクール3選「完全未経験からエンジニア転職を目指すため、プログラミングスクールを検討しているけれど、たくさんあってどれを選んだらいいか分からない」と...

実務経験1年でもポイントを押さえた転職で成功を勝ち取る

実務経験1年程度のエンジニア転職について解説してきました。結論として、1年程度の経験でも転職は可能です。

ただし、ご自身が置かれている状況によっては転職しない方がいいケースもあるので、進めるかどうかは慎重に判断する必要があります。

なので、まずはこの記事で解説した「転職していいケース」に当てはまるか確認しましょう。

その上で転職することを決めたら、本文で紹介してきた転職成功のポイントを押さえつつ、具体的な進め方の手順も参考に対策を進めていってください。

20代で人よりもかなり多くの転職をしてきた私でも成功させることができたので、この記事を読んでくださっている皆さんならきっと大丈夫なはずです!

皆さんの転職成功を応援しています!

ABOUT ME
taka
20代で6回の転職を経験しました。 挫折ばかりの社会人人生でしたが、今はいい会社に巡り会い、スキルを積み上げたことで、プロとして自信を持って仕事ができています。 このブログでは、これまでの私の経験をもとにした転職のノウハウを中心に、私と同じように仕事で悩む方の役に立つ情報を発信していきます。